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いのちのラブレター [小説]

小説なのでネタバレです。





内科医として働く主人公のもとに、昔の恋人佐緒里が入院してくる。
佐緒里の娘、遥に問い詰められて、主人公は昔二人に起きた出来事を語る。

主人公は30歳で医師を志し、京都の大学に進学した。
しかし、2年生までは教養課程で医師の勉強はできないうえ、以前の大学の単位が認められないため、教養課程をやりなおすことになり、がっかりしていた。
さらには東京でサラリーマンをしていたときの恋人に、進学を機会に別れを告げられ落ち込んでもいた。
そんなある日、鴨川の土手で白いワンピースにスケッチブックをもった美大生沙緒里に出会う。
しかし、沙緒里はナンパしていると思い込み、相手にしてくれなかった。

二年後にバスで主人公を見た沙緒里は、主人公が本当に30歳から医師を志したことを悟る。(それまでナンパのため適当なことをいっていると思っていた)主人公をおいかけ、非礼をわびたのをきっかけに二人はデートするようになる。
そして主人公のアパートで抱き合うようにもなり、すべては順調におもわれた。

2か月がすぎたとき、主人公は突然理由も告げられず別れをいわれる。その後沙緒里は結婚したことを知る。
実はこのとき沙緒里は別れた相手との子どもを妊娠していることに気が付き、その相手と結婚し、主人公を忘れる決心をしたのだった。

主人公は傷つきながらも医師になり東京の病院に勤めるようになる。
そこに思いがけず沙緒里からの手紙が届く、つきあっているときに借りたアトラス(解剖医学書)を返したいとのことだった。
主人公は自分が沙緒里をずっと愛していたことに気が付く。
夫の転勤で東京に来ていた沙緒里と主人公は、昼間渋谷で会うようになり、やがて不倫関係になる。

しかし、再度沙緒里は理由を告げず連絡を絶つ。
主人公は再び傷つきながらも、独身のまま医師を続ける。

そして不治の病に侵された沙緒里が主人公のいる病院に入院。
沙緒里を愛しながらも、わだかまりをもつ主人公は他人行儀な対応をする。
沙緒里の娘遥は、そんな主人公を呼び出して、ふたりの関係を問いかける。
そこで主人公は、最初に沙緒里が去った理由と、その後ずっと主人公を愛していたこと、そして夫とは離婚していたことを知る。
主人公は自分の気持ちに素直になることにして、沙緒里に対応。沙緒里の方も手紙で二回目の別れの理由を告げる、
あのとき主人公の子どもを妊娠しており、夫と別れて生むつもりだったが、自動車事故で流産し、そのまま呆然と夫の転勤についていったのだという。そして、別れるときすべてを告げなかったことを後悔していると告白していた。

長い間すれ違っていた二人であったが、お互いの気持ちが変わっていなかったことを確認し合い、結婚する。
そして主人公は京都の病院に職をもとめ、沙緒里の故郷で残り短い時間をすごすことを決意する。
余命を伸ばすために副作用の強い治療をおこなわず、自然にまかせることにした。

二年後沙緒里は主人公にみとられながら亡くなる。


いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

  • 作者: 川渕 圭一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/06/12
  • メディア: 文庫



タグ:川渕 圭一
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